飢餓に苦しむ人々への支援!アジア・アフリカ支援米=食・みどり・水を守る道民の会「第1回田植え祭り」

掲載日:2014.06.02

連合北海道・食・みどり・水を守る道民の会は6月1日、由仁町・みたむら農場で「第1回田植え祭り」を開き、36人が参加した。

6月1日は晴天に恵まれた、絶好の田植え日和となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主催者を代表して、全農林・村上委員長は「本日植えた稲がアジア・アフリカ米として、食料不足の国へ送られる。本日植えた稲の収穫時期に収穫祭りを行い、実食もしたいと考えている」と述べあいさつした。

全農林・村上委員長

徳永エリ参議院議員も来賓として出席し、「今国会では農業分野への民間企業参入について議論されている真っ最中。日本の農業が守られるために国会審議で発言していく」とあいさつし、田植えも一緒に行った。

田植えには、子どもたちの参加もあり真剣に取り組んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連合北海道並びに道民の会は、これまで食料不足に苦しむカンボジア・マリに対して、支援米作付や茶碗一杯のコメ・カンパ活動などによって、アジア・アフリカ支援米の取り組みを進めてきた。栄養不足や貧困・飢餓救済の声が高まる一方で、日本は食料自給率39%にもかかわらず、毎日大量の「食べ残し」が生じており、「飽食の国」となっている。

 

この田植え祭りは、こうしたことから、支援米の観点に加え、生存の根源に関わる食料の重要性、食料輸入に頼る危うさ、田植え作業など労働の楽しさや喜びなど、新たな事業としての支援米作付けにおける田植えを経験し、農業促進の必要性や良さを改めて感じ取ってもらうために企画され、今回、アジア・アフリカ米の取り組みの新たな事業として、一次産業への関心を組合員・家族で高めるため、北海道農民連盟推奨の農場にて田植え作業が実施された。秋には収穫祭を実施する予定。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【田植え会場となった、みたむら農園について】

園主:三田村雅人52歳 妻:英子 長男:昂輝 次男:友貴 母:ヨシ子

現在の主な組織活動(北海道中小企業家同友会、農業経営部会副会長、そらちDEいーね会員、北海道フードマイスター、北海道食育コーディネーター、農都共生研究会幹事、北の国園芸福祉研究会代世話人代表、コープさっぽろが推進する食育プログラムの一環である教育農場研究会の座長)

「明治36年より福井県から現在の由仁町岩内に入植。その昔“猫またぎ米”という苦いレッテルを貼られながらも、今では“ゆめぴりか”に代表される美味しいお米が作れるようになりました。農薬は、稲が病害虫に侵されること無く品質の確保と収穫量安定のために最低限の使用に努めています。また使用基準を厳守し防除しています。当園では、農業を身近に感じていただくために、農園内を皆さんに開放しています。農業はただ作物を作るだけではありません。私たちが生きていくために必要な、自然の摂理が生きています。消費者・生産者と分け隔てることなく、生活者としての関係を築いていきましょう。私設農業小学校を開校。5月から10月までの半年間、隔週で12回農園に通いオーナー畑を耕しています」