統一自治体選挙勝利にむけ総力で取り組もう=連合北海道「2015春季生活闘争・第18回統一自治体選挙闘争勝利!!3.9全道総決起集会」

掲載日:2015.03.13

連合北海道は3月9日、「2015春季生活闘争・第18回統一自治体選挙闘争勝利!!3.9全道総決起集会」を開催し、約1,400人の連合北海道組合員・退職者が結集した。

 

 

 

 

 

 

 

 

工藤会長

 

開会にあたり工藤連合北海道会長は「東日本大震災から4年目を迎える。私たちはこの震災を決して忘れず、そして風化させることのないように、被災者の皆さんのことを常に考え、復興・再生に少しでも役立つような思いと行動をとることをあらためて確認したい」と述べた。

2015春季生活闘争については「10年以上にわたるデフレ経済からの脱却を確実なものとし、経済の好循環を実現できるのか、それとも賃金が停滞し、物価だけが上がる悪いインフレと格差が一層広がっていくのか、まさに時代の分水嶺となる重要なたたかい」としたうえで「組織労働者の賃上げの成果をすべてのはたらくものに波及させ、社会全体の『底上げ』『底支え』の実現にむけ、労働組合が社会から与えられた使命を自覚し、粘り強い交渉を展開することを誓いあおう」と来週以降の春闘山場にむけて、さらなる取り組みの強化を求めた。

また、労働政策審議会でのホワイトカラーエグゼンプション等に関わる議論の動向に触れ「労働基準法は生身の人間を働かせる上で最低限のルールにもかかわらず、そのルールをなくすことが働き方の選択肢を増やすという論理は到底受け入れることはできない」とし院内外の取り組みを強力に展開するためにも職場や地域からも声を上げることを要請した。

政治課題については佐藤のりゆき知事候補予定者の推薦に至る経過に触れ「現職知事の4選を阻止し、対決型、各組織相互による統一戦線という戦略、戦術判断と政策協定の締結をもってたたかうことを確認した」とし「残された期間は極めて短いが、佐藤のりゆき知事候補予定者、秋元克広札幌市長候補予定者、さらには連合推薦の各級議員候補予定者全員の完勝にむけて、各構成組織および地協地区連合並びに諸先輩の皆さんと一丸となって組織の総力をあげ取り組む」とした。

 

出村事務局長

続いて、出村連合北海道事務局長より方針提起がされ「何としても昨年の2%を上回るベースアップの実現にむけて取り組みを進める。そのうえで非正規の仲間にいかに波及させていくかが今春闘の大きな課題」とし、春闘の取り組みとあわせて労働者保護ルール改悪反対の取り組みへの引き続きの結集を求めた。第18回統一自治体選挙については「現知事の4選を認めるのか認めないのかというたたかい」とし、「1人5人以上の紹介活動をはじめ、全ての推薦候補の完勝にむけて組織・地域が一体となりたたかいを進める」とした。

 

 

 

 

 

 

JAM渋谷さん

UAゼンセン飯田さん

次に、UAゼンセン・JAM北海道からそれぞれ、春闘の取り組みとたたかう決意表明を受けた。

 

 

 

 

 

 

 

佐藤のりゆき知事候補予定者

集会には佐藤のりゆき知事候補予定者・秋元克広札幌市長候補予定者をはじめ第18回統一自治体選挙での連合推薦候補も多くかけつけた。佐藤のりゆき知事候補予定者は連合の推薦にお礼を述べたうえで「北海道は今のままで良いのか?という思いでキャスターとして40年間語ってきた。この5~6年地域をまわり感じるのは多くの資源があり、やる気のある若い人たちが全道各地にいるのに活かせていないということ。資源を活かす『企画』『実行力』がなかった。霞が関で机をたたき北海道を主張する『腕力』もなかった。その結果が今の北海道」という現状認識を示し、「一次産業が大きな土台となり、そのうえに観光産業がある。外国人観光客は86万人増えているが日本人観光客は40万人減っている。観光産業は日本人のリピートの元に成り立つ。観光産業が豊かになり地域の企業が元気になり、その結果、地域医療・福祉が全道に行きわたる」と述べた。さらに人口減少問題にも触れ「今降って湧いたものではない。10年も前から20年後には100万人減ると危惧がされていたこと。しかし、何もしてこなかった、全く企画の無かった北海道」と批判し、「道民みんなで心ひとつにスクラム組めば北海道は変えられる。その発信者になりたい」とたたかう決意表明した。

 

秋元克広札幌市長候補予定者

秋元克広札幌市長候補予定者は「除雪問題をはじめ札幌で生活をしてきたからこそわかる課題がたくさんある」としたうえで、企業誘致に携わってきた経験にも触れ「北海道・札幌の魅力をきっちり伝えられないと誘致は実現しない」との見解を述べた。さらに「3次産業に特化した札幌は北海道全体の人と資源で大きくなった町」との認識のうえで「北海道全体の活性化のもとに札幌の魅力が発信していける」とし、札幌だけではなく北海道全体の活性化の必要性を述べた。また「上田市政の根幹である市民自治・人にやさしい街づくりを発展・継続させていく」という基本姿勢を示したうえで「産業が活性化しなければ生活のベースが成り立たないことを夕張で目の当たりにしながら育ってきた」と経済活性化にも取り組むとした。そして「札幌には大学や研究機関・医療機関が多くあり、他地域と連携しながら北海道全体のための取り組みも札幌の機能だと考えている」とし「みなさんとともに札幌の街づくりをすすめたい」と決意表明した。

 

 

 

その後、北海道議会議員候補予定者と札幌市議会議員候補予定者も登壇し紹介された。

最後に、集会決議が採択され山上連合北海道会長代行(自治労北海道本部委員長)の団結ガンバローで総決起集会を終了した。