【道民運動】私たちには生命、自由及び幸福追求の権利がある!=5月3日「北海道集会」「5.3憲法大集会」

掲載日:2021.05.04

5月3日は「憲法記念日」。
今年の憲法記念日は、かつてない緊迫した状況でむかえています。休み明けの5月6日に予定されている衆議院憲法審査会では「国民投票法改正」の採決強行が危険視されています。

北海道平和運動フォーラムは、5月3日、「改憲No!戦争をさせない!憲法施行74周年北海道集会」をオンラインで開き、上智大学の中野晃一さんから講演を受けました。
中野さんは、「この間、憲法の危機はずっと続いていて、これを変えるには国会に私たちの代表を増やしていくことに尽きる。特に、2012年に自公が政権に復帰後、小さな野党が分断され、一強他弱により国会の歯止めが利かなくなった」と述べたうえで、
多くの国民が政治をあきらめてしまっているなかでも、「ここまで暮らしを脅かされる政治を変えないと、こんな道しかないはずがないと、正気に戻っていく人が増えていけば、そこから日本を作り直すことを始められる。未来にこんな政治・経済を引き継ぐわけにいかない」と述べました。

 

また、東京都・国会議事堂前で開かれた「5.3憲法大行動」のオンライン集会(以下写真)では、
実行委員会の小森代表のあいさつは、憲法第13条、25条、24条、29条などをあげながら、「安倍政権から始まり、菅政権は憲法に全く違反している。基本的人権を無視した無為無策の菅政権に対し、私たちには生命、自由及び幸福追求の権利があることを明確に主張し、平和憲法を守ろう」、また辺野古新基地建設問題にもふれ、「沖縄戦で亡くなった方々の遺骨の残る土を基地建設に使うなど、断じて許すわけにいかない」と力強く述べました。立憲民主党の枝野代表も連帯のあいさつを行いました。

ゲストスピーチでは、雨宮処凛さん(作家・活動家)から、新型コロナ禍による大人食堂の活動をつうじた貧困・困窮のひっ迫した現状や「本来は国が生活支援すべきこと。当初は国の対応が確立するまでの数か月と思って団体で支援活動していたが、未だに不十分な制度でしかなく、憲法25条が守られていない」など報告された。
田中優子さん(前法政大学総長・江戸文化研究者)からは「まずはちゃんと現憲法を読むこと。さらに自民党改正案との比較をしてほしい。全体の価値観、人間観、国家観が全く異なっていることを確認し、一人ひとりが憲法について真剣に考えよう」と訴えました。そのほか、市民連合から山口二郎さん(法政大学教授)などがスピーチしました。

◆北海道平和運動フォーラムYouTubeチャンネルで過去の動画が視聴できます。
https://www.youtube.com/channel/UCUIPKRJL0iA2kkERjq73SOg

【道民運動】私たちには生命、自由及び幸福追求の権利がある!=5月3日「北海道集会」「5.3憲法大集会」

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