春闘の主役は私たち労働組合=連合北海道「2014春闘勝利!3.5全道総決起集会」

掲載日:2014.03.06

3月5日、札幌市・市民ホールで連合北海道「2014春期生活闘争勝利!3.5全道総決起集会」が開かれ、約1500人が参加した。

 

工藤・連合北海道会長は、「デフレから脱却するためには、国民ひとりひとりの所得増加が必要であり、月例賃金の引き上げをめざしていく」と述べた。また「公務員給与の削減反対、地域福祉の充実、特定秘密保護法の廃案の課題とあわせて、政府がすすめるあらゆる『不条理』に徹底して対峙する」と強調した。さらに、「春闘の主役は政府でも経済団体でもなく私たち労働組合だ。すべての組合が総力をあげて、最後までねばり強く交渉を展開していくことを誓い合い、ともに頑張ろう」と呼びかけあいさつした。

 

 

 

 

 

出村事務局長は、2014春闘の取り組み経過と課題について「今次闘争は、すべての構成組織が、月例賃金の引き上げにこだわる闘いを進め、デフレ経済の悪循環を断ち切ることが最大のテーマ。月例賃金要求水準の目安として、賃上げ・ベースアップ分1%を含む3~4%を要求し、賃金制度が未整備な組合は、賃金カーブ維持分を含め9,500円の引き上げを求め、パート等非正規労働者の時間単価30円の引き上げを強く求めていく」と述べた。また、「96万人近い非正規労働者の賃金・労働条件の改善にむけて、パート時給1000円への早期引上げや、正規労働者への転換制度の導入・定着に向けた教育訓練の拡充、改正労働契約法の遵守を求め、あわせて公契約条例の制定をめざして粘り強く行動を展開する」と述べた。最後に、「未組織・パート労働者を含むすべての働く仲間と連帯し、たたかいの前進、要求実現にむけ奮闘しよう」と呼びかけた。

 

 

 

その後、自動車総連、情報労連から決意表明があり、集会決議、「STOPTHE格差社会!暮らしの底上げ特別アピール」を採択した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

集会後は、札幌市内中心部をデモ行進し、「大幅賃金引き上げを勝ち取るぞ」「要求の実現までたたかうぞ」とシュプレヒコールを上げた。