『衆議院5区補選・参院選』に勝利し、緊張ある政治体制をつくる!=連合北海道新年交礼会

掲載日:2016.01.12

1月5日、札幌市・京王プラザホテルで「連合北海道新年交礼会」が開かれ、450人が参加した。

連合北海道・出村会長は、2016春季生活闘争について「昨年に引き続き、昨年同様に月例給にこだわり、月例給10,500円以上、時給38円以上の賃上げをめざす。また、圧倒的に中小企業で働く仲間が多いなかで、大企業と中小企業との格差をどう解消していくかに、こだわるという春闘方針を確立した」と述べた。また、格差問題について「正規になりたくてもなれない人が厚労省の調査で300万人、ワーキングプアは1000万人を越える状況にある。ここを改革していくことが大事であり、地方創生や少子化の問題を考えていくうえでも共通の課題。春闘を進めるうえで議論を深めていく」と決意を述べた。

当面の課題として「安倍政権の暴走を止めるため、立憲主義・民主主義を取り戻す1年にしていきたい」と述べた。また、「昨年のノーベル平和賞はチュニジアの人権団体・弁護士団体・経営者・労働者団体が受賞した。チュニジアはこの4つの団体が努力・調整し、憲法を制して自由選挙を実現した。それが評価されて受賞した。民主主義の重要性を示唆している」としたうえで「安保関連法は、やはり憲法違反の法律であり、その廃止を求めなければならないが、一強他弱の政治状況のもとでは難しく、この状況を変えていかなければならない。まずは安保関連法を機能させない状況をつくるためには、一強他弱の状況を変えて緊張ある政治体制をつくらなければならない」と強調した。

最後に、「今年の4月に行われる、衆議院5区補選において『池田まき』さんを推薦した。『池田まき』さんの勝利にむけて頑張る。そして7月の参院選で連合は12人の組織内候補を抱えている。全員の勝利と、北海道選挙区では『徳永エリ』さんの勝利を勝ち取る」と決意を述べた。

 

民主党北海道・佐々木代表は、昨年の統一自治体選挙での、支援に感謝を述べたうえで「今年は4月に衆議院5区補選、7月参院選のたたかいが続く。衆・参ダブル選挙とも言われているが、すべての選挙に備えていく」と決意を述べた。

また、「今年は節目の年であり、分岐点に差し掛かっている。その一つは平和の危機。もう一つはアベノミクスと言われる経済政策でこの国がどうなるのかという点においで重要な年を迎えている」としたうえで、「安保法制は、どう考えても立憲主義に違反している、一内閣が憲法の解釈を変更することは許されない。安保法制の強行採決を見れば民主主義をないがしろにしている行動だと言わざるを得ない」と批判した。

さらに、「安倍政権の経済政策のねらいは、労働・医療・農業であり、これを規制緩和することでしか経済成長として見込んでいない。だからこそTPPは切り札だと急に格上げしてきた。このままでは、貧富の格差が拡大し、中央との格差も拡大する。しっかり止めないとならない」と述べた。

最後に、「安倍政権はこの間、『課題は先送り、バラマキ、説明しない』を繰り返している。この政権に何としても論議を通じて明らかにしていく。民主党は『1億人総活躍』ではなく、『1人1人が居場所と出番がある社会』を基本スタンスにしている。いろいろな意味で分岐点になっているが、野党連合の結集のためには民主党が中心にならなければならないと自負している。一層の指導をお願いしたい」と呼びかけた。

 

秋元克広・札幌市長は、「昨年、多くの支援をいただき第10代の札幌市長になった。8カ月が経ったが、みなさんと約束した事柄について、6月の補選予算を策定し、向こう5年間に取り組むべき『中期実施計画アクションプラン2015』を昨年12月に公表した。今年はこの計画を着実に進めていく年になる。札幌も人口減少を迎えていくなかで、これからの将来を占っていく基礎となる大切な時期。引き続き、市民のために頑張りたい。今年は申年。『賢い猿は余計なことを見ない』といわれてきたいが、いまはそういう時代ではない。無関心ではいけない。今年も、世の中を見て、市民の声を聴き、説明していく。三猿ではない猿になって頑張りたい」と決意を述べた。

 

 

 

 

 

4月の衆議院北海道第5区補欠選挙に立候補を表明している、『池田まき』さんは「昨年の安保関連法の成立において、立憲主義や民主主義をないがしろにした強行採決を許すわけにはいかない。今回の選挙は絶対に勝たなければならない。安倍政権の暴走をストップさせ、民主主義を取り戻す、そのために多くの国民の思いや怒りを結集していただき、たたかうことを決意した。私が活動してきたことは福祉分野。福祉を手厚くすることではなく、誰もが安心して、人権として個人が尊重されることを権利として主張している。いつの時代にも平和を求めることが第一。そして、働く場があること、誰でも働く場があって安心して暮すことができる。連合春闘方針の『底上げ』という言葉に感銘を受けている。経済や暮らしは良くならず、貧困層が増え続けている。連合に結集するみなさんの思いとともに、地域の底上げ、生活の底上げ、働く人・暮らす人とともにたたかっていきたい」と力強く決意を述べた。

 

 

 

徳永エリ参議院議員は「昨日から第190回通常国会がスタートした。多くの議員と話したが、5区の補選は絶対勝とうという激励をいただいた。5区補選での勝利が全国の仲間の元気と勇気につながる。全力でたたかい、勝たなければならない。それが安倍政権の政治の行先を心配している多くの道民・国民のみなさんの思い。その思いを受け止めて、民主党の仲間も全力で頑張る。力強く支えていただきたい。また、5区補選に勝利し、その勢いを7月の参院選まで継続させ、連合推薦候補者とともに支えてほしい。安倍政権を退陣に追い込み、民主主義を取り戻そう」と呼びかけ決意表明した。