誰もが希望が持てる社会をめざして職場地域から運動を強めていこう=第89回全道メーデー大会

掲載日:2018.05.01

5月1日、第89回全道メーデー大会が札幌市内で開かれ、約5000人が参加した。
今年のメーデーは『平和・人権を守り、あらゆる差別をなくそう!働く者のための働き方改革をすすめ、すべての仲間と結集しよう!』をメインスローガンに開かれた。

主催者を代表してあいさつにたった、出村・連合北海道会長は「私たちの前には、国民の知る権利が封じられ、国民不在の政治の姿があり、憲法をねじ曲げ、強行採決を繰り返し、隠蔽、改ざん、抑圧、権力乱用と安倍内閣は最も見にくい姿を露呈している。まさに立憲主義、民主主義の危機である。安倍内閣は総辞職、即刻退陣すべき」と述べた。
また当面する課題について「春闘は底上げ春闘の旗を掲げ3年目、月例給にこだわり、格差是正をめざすのが底上げ春闘。北海道においても『底上げ春闘』の効果が出ている。引き続き、中小民間を中心とした未解決労組の支援にむけ、たたかいを強めていかなければならない。4月27日に提出された『働き方改革』関連法案は『高度プロフェッショナル制度』が含まれており、撤回させる必要がある。長時間労働の是正と同一労働同一賃金を柱とした内容で法案を成立させなければならない。働き方改革は自ら進めていく、労使交渉で前進をはかっていく必要がある。平和で安心して暮らせる社会、額に汗して働くものが報われる社会、誰もが希望が持てる社会をめざして職場地域から運動を強めていこう」と訴えた。

 

続いて、阿部啓二・北海道副知事、秋元克広・札幌市長、荒井聡・連合北海道国会議員団会議会長があいさつした。

また、働くことを軸とする安心社会の実現にむけて全力を挙げることを宣言するメーデー宣言や、第19回統一地方選挙および第25回参議院選挙勝利にむけた特別決議などを全体で確認し、出村・連合北海道会長の団結ガンバローで閉会した。

閉会あいさつをする大出・副大会長

その後、ディーセント・ワークの実現や働くことを軸とする安心社会の実現を訴えながら、札幌市内をデモパレードした。