希望が持てる!働くものが報われる!平和で安心して暮らせる!社会をめざそう=第88回全道メーデー大会

掲載日:2017.05.01

5月1日、第88回全道メーデー大会が札幌市内で開かれ、約5000人が参加した。
今年のメーデーは『長時間労働の撲滅、ディーセント・ワークの実現 今こそ 底上げ、底支え、格差是正の実現を!』をメインスローガンに開かれた。

 

出村・連合北海道会長は「今年は底上げ春闘の2年目だが、この2年で大手と中小の賃金格差は拡大してしまった。大手追従・大手準拠の発想を転換しよう、公正取引を実現しようと訴えてきた。連合北海道にエントリーしている252組合のうち、4割が未解決の状況だ。交渉促進にむけてみんなで交渉を支え、支援を強めていこう」と訴えた。
また、今年の春闘のもう一つの柱である働き方改革について「何より大切なことは、ブラック企業等違法な働かせ方を一層すること。柔軟な働き方、多様な働き方の名のもとに、大きな落とし穴が潜んでいることを認識しなければならない。連合北海道は、働くものの立場に立った働き方改革を求め、自らも改革を進めていく」とし、本メーデーを皮切りに5月10日に札幌市で「働き方改革シンポジューム」を開催し、以降1か月かけて実施する全道キャラバン行動への結集を強く呼びかけた。
最後に、「希望が持てる社会、額に汗して働くものが報われる社会、平和で安心して暮らせる社会をめざし、ともにがんばりましょう」とあいさつした。

 

続いて、高橋はるみ・北海道知事、秋元克広・札幌市長、佐々木隆博・民進党北海道代表があいさつした。

また、働くことを軸とする安心社会の実現にむけて連帯を強化し全力を挙げることを宣言するメーデー宣言や、組織犯罪処罰法案の廃案を求める決議などを全体で確認し、出村・連合北海道会長の団結ガンバローで閉会した。

その後、長時間労働の撲滅や格差是正の実現を訴えながら、札幌市内をデモパレードした。